【 時代が求めた航空巡洋艦、その実力を探る 】 太平洋戦争の後半、索敵能力を強化した航空巡洋艦に改装されたのが日本海軍の最上です。15.5cm3連装砲塔5基を備える大型軽巡洋艦、最上型の1番艦として昭和10年7月に竣工。その後、ロンドン海軍軍縮条約が無効になると主砲を20.3cm連装砲塔に換装し、重巡洋艦となりました。大戦前半にはマレー上陸作戦やバタビア沖海戦で奮戦。そして昭和17年6月のミッドウェー海戦での損傷の修復工事を機会に航空巡洋艦に改装されることとなったのです。艦体後部に水上機11機を搭載できる航空甲板を設け、さらに25mm3連装機銃10基など対空防御力も増強。昭和18年5月、生まれ変わった最上は同年11月のラバウル空襲による中破を経て再び兵装を強化しました。その後、昭和19年6月のマリアナ沖海戦で索敵任務に出撃。続く10月のレイテ沖海戦にも参加しましたが、敵艦載機の攻撃で大破炎上。日本海軍が実質的な終焉を迎えたこの戦いで、最上もミンダナオ海に姿を消したのです。

【 最上 主要要目 】 基準排水量:12,000トン、全長:200.6m、出力:152,000馬力、速力:36ノット、兵装(改装完了時):20.3cm連装砲3基、12.7cm連装高角砲4基、25mm3連装機銃10基、61cm3連装魚雷発射管4基、艦載機:零式水上観測機、零式水上偵察機

【 模型要目 】 日本航空巡洋艦 最上のプラスチックモデル組立てキットです。 ●1/350スケール、全長573mm、全幅76mm。船体後部に航空甲板を備えた独特なスタイルを、昭和18年の改装完了時の姿で余すことなくモデル化。 ●船体は上部を左右分割式、下部を一体パーツとして、美しい艦首をはじめとする船体フォルムを実感豊かに再現。 ●船体や航空甲板など大きな部品にはビス止めを使用し、確実に組立てられます。 ●コンパクトな艦橋構造物や誘導煙突など最上型の特徴をとらえて再現。 ●艦橋窓と探照燈のレンズ部分は透明パーツでリアルなアクセントを加えます。 ●主砲塔や魚雷発射管、高角砲やカタパルトなどは完成後も旋回可能。 ●主砲砲身は通常時と対空戦闘時のパーツを用意。ポリキャップにより完成後も差し換えられます。 ●前後マストや旗竿などは折れにくいABS樹脂を採用。 ●各部の対空機銃は消炎器や放熱板まで細密な仕上がり。 ●クレーンやカタパルト、艦載機のプロペラ、運搬車、滑走車などは繊細なエッチングパーツを用意。 ●アンカーチェーンとプロペラシャフトは金属製。 ●艦載機として零式水上観測機3機と零式水上偵察機8機をセット。繊細なモールドで存在感も十分。艦載機を飛行状態で展示できるスタンドも用意。 ●展示用の台座付き。
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1/350 日本航空巡洋艦 最上

12,100円 税込

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(ITEM 78021)
※掲載した画像はキットを組み立て、塗装したものです。

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