模型作りのための様々な情報を満載したタミヤニュース9月号が発刊です。さて、今月のタミヤニュースはまず、「模型ファンをたずねて」に三菱重工業でヘリコプターの自動操縦システムや、宇宙ステーションに物資を運ぶ無人補給機(HTV)の開発に携わった小林孝さんが登場。幅広い活躍の原点には、少年時代の模型作りへの情熱がありました。藤森篤さんの「第二次大戦機の真相と深層」は、フィーゼラーFi156シュトルヒのPart1。驚異的な短距離離着陸性能を実現した巨大な主翼や頑丈な降着装置、無駄のないコクピットまわりの構造に注目です。また、モータージャーナリストの藤原よしおさんによる新連載、「世界自動車見聞録」が本号からスタート。第1回は数々の奇抜なマシンを手がけたゴードン・マレーとブラバムBT44Bがテーマです。そして、元川崎重工のデザイナー、久保正幸さんが1/48 F-4B ファントムIIの発売によせた「F-4 ファントムII 機体形状の考察」も読みごたえ。見る者を惹きつけるダイナミックなスタイリングの理由に迫ります。さらに、6月6日に富士スピードウェイで開催された「FUJI 86 STYLE with BRZ 2021」の模様もお届け。目玉はやはりGR86と2代目BRZ。発表直後にもかかわらずカスタムカーも多数登場し、大いにファンを喜ばせました。新製品紹介は、シルバーメッキの輝きが魅力の1/48川崎三式戦闘機 飛燕I型丁の特別仕様キットと、近未来スタイルがスタイリッシュなミニ四駆、エレグリッター(VZシャーシ)をピックアップ。他にも、見開き情景ページやレースレポートなど盛りだくさんの内容です。

●模型ファンをたずねて
小林 孝（元 三菱重工株式会社 代表取締役常務）

●博物館をたずねて
ヨークシャー航空博物館（イギリス）（写真・牛山 泉：文・三野正洋）

●モデラーのための戦史 361
あとがき（菊地 晟 ＆ 上田 信）

●イタリア軍装備解説 Vol.123
フォルリ突撃隊とその装備（文・写真・イラスト　吉川和篤）

●第二次大戦機の真相と深層〈第28回〉
フィゼラーFi156シュト Part1
レストア作業に見る“コウノトリ”の基本構造
（写真・文　藤森 篤）

●世界自動車見聞録 Vol.1
ゴードン・マレーとブラバムBT44B
（写真・文　藤原よしお）

●第59回 静岡ホビーショー
ツインメッセ静岡 南・北館　5月13日・14日

●新製品紹介
1/48 川崎 三式戦闘機 飛燕I型丁 シルバーメッキ仕様 (迷彩デカール付き)
エレグリッター（VZシャーシ）

●吉田成宏氏の情景
第80回 パチッコンテスト　情景作品部門 銀賞作品
「HURRY UP! EXERCISE SCENE」

●戦跡をたずねて Vol.51
レニングラード包囲の跡　解囲編（ロシア）
（写真・文　斎木伸生）

●模型ファンが語る F-4ファントムII 機体形状の考察-1
（文・久保正幸）

●私の傑作
神保博司（東京・電機工事会社代表取締役・60歳）

●アメリカのRCファンの底上げに尽力したチャーリー氏を偲んで

●FUJI 86 STYLE with BRZ　2021
6月6日　富士スピードウェイ

●人形改造コンテスト　第50回作品募集

●RACE REPORT

●裏表紙
1/48 マクダネル・ダグラス F-4B ファントムII